戦争体験者の声

2015年9月21日(月) 先の戦争に関するFAXを頂く

2015年09月21日

 ひやま隆です。中野区白鷺在住の方から、先の戦争に関するFAXを頂戴いたしました。私がお配りしているチラシの中の「先の戦争の話を聞かせて下さい」という記事を見てお書き下さいました。一部分だけではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。
 「(疎開先では)地元の学校の高等部に通いましたが勉強できたのは3ヶ月位の間で3日間位です。みんなが入る防空ごう(壕)を作るため、山から材木を運んでいたのです。今思うとよくあんなことをやったなァと思います。学生全員が入れるようなごう(壕)を作るため大変な仕事でした。親せきのおばさんにはじゃま者扱いされ「線路を伝って行けばいつか東京へ帰れるだろうからそうします」と父に手紙を書いたら、すぐに父が迎えにきてくれました。終戦の1ヶ月前でした。その年の終る頃やっと中学校に通えるようになりました。うれしかったです。証明書がなかったので大変でした。うれしくてモーレツに勉強しました。あれから70年必死に生きぬいてきました。今、総理が「集団的自衛権」などと妙な事をいっていますが又あの頃と同じ事になりかねません。」
 貴重なご体験をお送り頂き、ありがとうございました。ひやま隆は、今の時代を生きる者の責任として、必ず次世代につなげてまいります。