戦争体験者の声

2014年10月21日(火) 先の戦争に関するお手紙を頂きました

2014年10月21日

 ひやま隆です。
 本日、中野区在住の方から、先の戦争に関するお手紙を頂戴いたしました。
 私がお配りしているチラシの中の「先の戦争の話を聞かせて下さい」という記事を見て、お書き下さったとのことです。
 一部分だけではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。
 「我が家では兄が戦争に行きました。私達女性は千人針、日章旗に寄せ書きをしたものを持たせ、親戚一同でお祝いの宴を囲み軍服を着た兄を送り出しました。」「兄は栄養失調で帰ってきました。職場に復職しましたが結核にかかり、3年の休職ののち解雇されました。私は、一日、兄の前途を悲観して泣きつづけました。兄も何年も荒れた生活をしました。優しい兄でいつも本を買ってくれたり、映画の券を姉と私の分をくれました。その後、兄は遅く結婚し、子供も生まれましたが、幼い子供を3人残して53歳で亡くなりました。遅れをとりもどすべく働きに働き結核の再発で亡くなりました。これも戦争の犠牲。あの戦争がなかったらと思います。」「かたりべとして、話したい気持ちは昔からありました。どうか、後の子供達のために平和な世の中にするために。どうか伝えて下さる様、せつにお願いします。乱筆、乱文ですが、気持ちを受けとめて下さい。」
 お手紙を下さった方、本当にありがとうございました。匿名なのでお返事をお返し出来ないのが、とても残念です。もし、ご本人様、あるいはご家族の方がこの投稿をご覧頂いておりましたら、ひやま隆事務所(03-6915-3459)までご連絡頂ければ嬉しいです。お手紙はしっかりと拝読いたしました。私、ひやま隆は、今の時代を生きる者の責任として、必ず次世代につなげていきます。