戦争体験者の声

2017年9月30日(土) ひやま隆と区政を語る会を開催

2017年09月30日

ひやま隆です。本日は、中野サンプラザにおいて「ひやま隆と区政を語る会」を開催いたしました。本日の語る会は、藤井裕久・元財務大臣をゲストにお迎えし、「あの戦争は何だったのか 近現代史研究の第一人者が語る、先の戦争、そして戦後日本とは―?」をテーマに、戦中・戦後日本についてご講義頂きました。
藤井氏の政治の師である田中角栄元首相は、戦後の日本社会について藤井氏に次のように語ったそうです。「戦争を知っている人間が社会の中核である限り、日本は安全だ。しかし、戦争を知らない人間が中核となったときが問題だ」「戦争を知らない世代になっても、勉強してもらえればいい」
藤井氏は、この言葉を胸に刻み自ら「近現代史研究会」を発足させ、引退した今でも、明治から昭和の歴史、特になぜ戦争に突入し、あれほどの犠牲者を出してしまったのかという研究をされています。
「戦争までの過程をたどると見えてくる共通項がある。異なる価値観を否定する偏狭さと不寛容、それに基づく偏った教育、そして人々の過剰な自信と、煽られた危機感、さらに議論を封殺する熱狂状態、こうしたものが時代の「空気」となって、多くの人々を支配してくると、少しずつ、国家が国民の命を犠牲にしてしまう環境がつくり上げられていく。」
「歴史に学ばざるものは歴史を繰り返す」「歴史から進歩のために叡智を学び、焦らず、粘り強く、伝えていきたい。」
会場には多くの方にお足をお運び頂き、活発な質疑応答もなされました。今回の語る会を開催するにあたってご協力を頂いた、皆様に心より感謝申し上げます。次回の「ひやま隆と区政を語る会」は12月に開催する予定です。