2017年7月19日(水) 行政視察で釧路町議会を訪問
2017年07月19日
ひやま隆です。本日は、中野区議会民進党議員団の行政視察で北海道釧路町役場を訪れました。ご対応頂いた皆様に心より、感謝申し上げます。今回は「コレクティブハウジング事業」を視察テーマに担当者から説明を頂きました。
コレクティブハウジングとは、食堂やリビング、洗濯室、子供の遊び場などの共用空間が設けられ、家事や育児などを共同で行うことを前提にしてつくられた集合住宅です。平成18年、釧路町は従来のコレクティブハウジングに高齢者在宅支援サービスと地域交流支援の拠点機能を併設した釧路町型コレクティブハウジング「遠矢団地」を、北海道で初めて整備しました。入居選考を行う1年前から入居前ワークショップ(コレクティブハウジング模擬事業)を実施し、コレクティブハウジングへの理解や入居後のスムーズな自治会活動を促進しています。
○建物概要:釧路町型コレクティブハウジング「遠矢団地」は、1階にシルバーハウジング、2~3階に一般世帯向けの住宅をもつ公営住宅で、T1棟(20戸)とT2棟(20戸)の2棟から成っており、地域交流拠点と福祉拠点の役割を兼ねる遠矢コレクティブセンター「ピュアとおや」が隣接されており、連絡通路で行き来できるようになっています。
釧路町型コレクティブハウジング「遠矢団地」では、世代を問わず居住者同士の交流が非常に活発である、とのこと。その背景には入居前ワークショップを通じた住居前からの相互コミュニケーションや、コレクティブハウジングへの理解が大きいと考えます。「無縁社会」が叫ばれる今日、こうした取り組みは中野区にとっても示唆に富むものでした。