2015年12月5日(土) 南房総に戦争の傷跡をみる
2015年12月05日
ひやま隆です。本日は、千葉県館山市の戦争遺跡を訪れました。東京湾の入り口にある館山は、かつて首都・東京を守る軍事的な要塞であり、旧陸海軍の様々な施設が置かれていました。その中でも全長1.6kmにもなる赤山地下壕跡は、館山を代表する戦争遺跡です。本土決戦に向け、終戦の日まで壕の採掘が行われていたといわれています。壕の壁面には今でもツルハシの跡が鮮やかに残っており、当時の人々の息吹を生々しく感じ取ることができました。戦争遺跡は、先の戦争の記憶をいきいきと語る実物の教材であり、戦争の語り部が少なくなりつつある今だからこそ、戦争と平和を語らしめる「生き証人」として「未来への遺産」になっていくことを願ってやみません。