今日のひやま隆

衆議院選挙を終えて

2021年11月01日

10月31日投開票の衆議院総選挙の結果、中野区管内では、ながつま昭さんが、小選挙区で8期目の当選を果たすことができました。また、東京第10区では、鈴木ようすけさんが、比例区で初当選をすることができました。厚いご支援を賜り、本当にありがとうございました。

しかし、全体の結果からみれば、今回の政権選択選挙において与党に過半数の議席を取られたという点で、立憲民主党は敗北しました。

我が党にとって今回の総選挙は、自民党に代わって政権を担いうる政党として国民の信任を得ることが出来なかった、この一点に尽きると思います。

いわゆる「野党共闘」の是非も指摘されておりますが、個別の選挙結果を見れば野党の候補者一本化の成果が間違いなく現れている選挙区もあります。

しかし、今回の選挙結果から明らかなことは、野党の候補者を一本化しただけでは、我が党の目指す「政権交代」は実現出来ないということです。

12日間の選挙戦の中で、様々な声を選挙民の方から頂戴しましたが、私の胸にもっとも突き刺さった言葉は、「立憲共産党」ヤジではなく、

「立憲民主党は、本気で政権を取りにいく意思があるのか?」この一言です。

政治家の評価は実績で決まる、実績を残すためにはまず権力を手に入れなくてはならない。これは中曽根康弘元首相の言葉です。

あるべき日本の社会像とそれを実現するための意思とあくなき権力欲。このビジョンと権力への執念と覚悟が果たして今の立憲民主党にあるのか。

私は、この点についての国民の審判が、今回の我が党の選挙結果に反映されていると思います。

野党という現状に甘んじ、本気で政権を目指さない野党第一党は国民への背信であり、存在する意味はありません。断言します。
政権奪還に僥倖などあり得ない。 山の果てを望んでも援軍来たらず。 流した汗と振り絞った知恵の結果だけが出るのです。

今の立憲民主党に必要なことは極めて明快です。選挙に強くなること。政策に強くなること。そして、政治に強くなることです。

そのために立憲民主党に所属する全ての議員が、それぞれの立場で努力を惜しまず、地道に研鑽を積んでいくことが大切だと思います。

政権交代のある議会制民主主義、日本政治に「憲政の常道」を確立する夢を胸に、私は、これからも尽きることのない情熱を傾け日本の政治を前に進めてまいります。

引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

立憲民主党 中野区議会議員
ひやま 隆