ひやま隆です。本日は、中野区内の一般社団法人が実施している路上生活者へのアウトリーチ活動（夜回り）に参加いたしました。この活動は、区内の公園をまわりながら路上生活の方にお声掛けし、健康状態の確認や生活相談、無料法律相談のご案内のチラシが入った食料などを配るというものです。中野区によると、区内における路上生活者の数は７名ということですが、その全容を把握出来ていないのが現状です。中野区では、路上生活者の対策として「自立支援」や「生活保護」が柱となりますが、いずれも申請手続きをしてはじめて利用することができる「申請主義」が原則となっています。しかし、中には様々な事情で扶助の申請をせず、当人が体を壊し緊急搬送をされて始めて病院と役所との間で医療扶助の申請がなされるというケースもあるとのこと。さらには、路上生活者の中には精神や発達に障害がある方もいらっしゃり、自分では申請することが出来ないケースもあります。そういった方に対してのケアやアウトリーチはどうあるべきか。引き続き、検討を進めていきたいと思います。