2016年1月28日(木) 行政書士会新年賀詞交歓会
2016年01月28日
ひやま隆です。本日は東京都行政書士会中野支部・東京行政書士政治連盟中野支部の平成28年新年賀詞交歓会に出席させて頂きました。開会の直前、国政では「政治とカネ」の問題で現職大臣が辞任を表明するという事態が起きました。
一部、報道では「はめられた」という「同情論」があるようですが、そこは「はめた」「はめられた」の問題ではなく、そういう事実が存在したのかどうかが本質的な問題です。
金銭授受の報道が事実だとすれば、司直の手できちんと捜査すべき類いの問題であることは明らかです。これらの問題が国民の政治不信を一層増幅させることはもとより、さらに国民にとって不幸なことは、内閣が失敗に倒れた際は野党が政権を担うという「憲政の常道」が存在しない今の日本の政治状況です。
かつて、小沢一郎氏らが政治生命を賭して実現させた政治改革の目的は、政権交代のある真の議会制民主主義の確立、その一点にありました。2009年、長妻昭代議士の「消えた年金問題」の徹底的な追及が大きなエネルギーとなり念願の政権交代を果たしましたが、2012年の総選挙以降、自民党1強政治が続いています。
このような政治状況になってしまった原因は民主党政権の失策にあることも自戒しなくてはなりませんが、それでも私は民主党綱領にも明記されている「未来への責任を果たすため、既得権や癒着の構造と闘う改革政党」という原点を忘れず、二大政党の一翼を担う政党として政権交代を訴えていきたい。「政治とは可能性の芸術である」その言葉を信じて、着実に一歩一歩進んでゆきたいと思います。